CT検査

CT検査

検査目的

ヘリカルCTを用いて、全身の検査を行っています。肺では、径5mmの腫瘤を見つけることができ、肺癌検診への対応が期待されます。また、造影剤を用い、肝臓・胆嚢・膵臓の直径1~2cmの小病変が 描出可能です。3次元画像表示は主に胆管について用い、腹腔鏡下胆嚢摘出術のために情報を提供しています。

検査法

※当院では来院当日に予約無しでもCT検査が受けられます。
・単純CT
検査台に寝てもらいます。息止めの合図の後、ある一定時間息止めをしてもらいその間に撮影をおこないます。
・点滴造影CT
検査台に寝てもらいます。まず造影剤点滴前に撮影を行います。息止めの合図後、ある一定時間息止めをしてもらいその間に撮影を行います。
その後造影剤を点滴します。ある量達したら再度撮影を行います。
・ダイナミック影CT
検査台に寝てもらいます。まず造影剤点滴前に撮影を行います。息止めの合図後、ある一定時間息止めをしてもらいその間に撮影を行います。
その後針を腕に刺し造影剤を注入する準備をします。造影剤を機械で注入しながら撮影を行います。
造影剤注入時は3回(1回目:注入開始30秒歩、2回目:1回目終了後15秒後、3回目:2回目終了後150秒後)時間を追って撮影を行います。
ダイナミックCT動脈相肝血管腫

肝血管腫

・点滴静注胆嚢造影(DIC)-CT
胆道系に特異的に集まる造影剤(ビリスコピン)を用います。
45分掛けて造影剤を点滴します。その後検査台に寝てもらいます。息止めの合図後、ある一定時間息止めをしてもらいその間に撮影を行います。
点滴静注胆嚢造影(DIC)-CT 3D画像

点滴静注胆嚢造影

大腸CTCとは?

大腸CT検査(CTコロノグラフィ:CTC)

大腸CT検査は、大腸の病気の早期発見につながる検査として、近年注目されています。
内視鏡を挿入せず、CT撮影を行い、専用ワークステーションを使用することで、内視鏡検査を行ったような大腸の画像を作成し、観察・診断する検査です。
実際の検査は、肛門から細いチューブを少し挿入し、炭酸ガス注入装置を使用しながら、安全にゆっくりと炭酸ガスを注入していきます。そのあと、大腸のCT撮影をするだけで終了となります。
前処置として、大腸内視鏡や大腸バリウム検査と同様に下剤を使用し、大腸の中を綺麗にする必要があります。
メリット
大腸にチューブを深く挿入しないため、腸管内部を傷つけたり痛みを感じたりすることが少ない。
大腸狭窄や癒着などで内視鏡挿入が困難な方でも検査を受けることが出来る。
大腸内部の3次元画像を作成できるため、観察の死角が出来にくい。
体内に吸収されやすい炭酸ガスを用いるため、検査後の不快感が少ない。
デメリット
平坦な病変の検出がしにくい。
組織検査が出来ない。
検査時の治療や処置が出来ない。
放射線被ばくを伴う。
仮想内視鏡画像

仮想内視鏡画像

仮想内視鏡画像

仮想内視鏡画像

大腸三次元表示

大腸三次元表示

大腸展開像

大腸展開像

CT検査数

CT検査数
2013年 1818件
2014年 1949件
2015年 1853件
2016年 1891件